小児鍼

鍼灸は子供の成長にも欠かす事の出来ないものだと思います。

自身も子を持つ親の立場でありますので、子供の状態には色々と思う事もあります。

夜泣き・疳の虫・アレルギーを始め、様々な治療と予防に一役買っています。

子育てに悩み中のお母さん、ご相談下さい!お父さんの相談も是非どうぞ!



小児鍼・小児はり、といった表現ですが、大人と違って鍼を指すことはありません。

皮膚表面を優しく刺激してあげる事で症状の改善と成長を目指します。



小児鍼において症状の解決するという事は、

「この症状において〇〇のツボがあるからそこに鍼をする」

という安易な考えではなく、その子の体質や生活においても重要な割合を占めます。


鍼をしていくことで日々の様子に変化が見られ、

生活内容を見直すことでよりその効果を助けてくれます。

結果、その子の様子がスムーズに解決していきます。

焦っても効果は変わりません。

当院での小児鍼に多い症例の一部

平成29年7月時点

夜泣き

 〇生後数か月から2~3歳までに最も多い。 

  夜泣きの場合はほぼ毎日同じようなタイミングで夜泣き出し、寝ては泣いて起きてを繰り返す。

  何をしても解決しなく、そんなこんなが毎日続くので最も辛いのはお母さんである。

  問診の時にお母さんの9割方が、「私の方が身体がもちません」という悩みが非常に多い。

  また今夜も起きてしまうのではないかと毎日心配になる。


疳の虫・かんしゃく

 〇少しずつ自我が出てくる2歳前後の時に激しい。

  当たり前なのだが自分で意思を上手く伝えきれないので、結果攻撃的になってくる。

  物を投げる、叩く、引っ掻く、噛む、などが多い。

  眉間やこめかみの所に血管が浮き出た状態が特徴的になる。

  また、髪の毛が逆立ったり、目つきがきつく見えるようになる事もある。



中耳炎

 〇乳幼児に多い

  鼻水が固まってしまう事で流れない鼻水が耳へといってしまい膿や水が溜まる。

  治りにくい乳児ほど、お菓子やパンなど好きなものに偏っていて、胃腸が原因でもある。

  耳が痛いのだが上手く伝えられないので、機嫌が悪くよく泣く。

  我が家の2人の子もそんな感じで気づいたら急性中耳炎になっていた。

  処置が早く、適切であれば慢性になる事もなく、幸いにして慢性中耳炎には至っていない。


  

虚弱体質

 〇未就学児から小学校低学年に多く見られる

  少しの事で体調を崩しやすい。すぐ風邪をひいたりする。治るまでに時間がかかる。

  ご飯をたべない、偏る。

  流行りものの疾患に罹りやすい。毎年インフルエンザになる等。


アレルギー症状

 〇小学生に多く見られる

  鼻炎、アトピー性皮膚炎、花粉症などを含め、常に何かしらある。

  何らかのアレルギー物質を持っている事が多く、それによって発症する。

  気を付けなければいけないのはアナフィラキシーショックである。

  我が家の長男は卵アレルギーやハウスダストが酷く、検査時に基準値を大幅に超えていた。

  我が夫婦にとって初めて子供の事で神経をすり減らしたことで、何かと大変だった記憶が今でも。

  成長することで改善や変化がもたらされるものでもあるが、その時は果たしてとつくづく思った。

  今でも数値上は反応するものも多くあるが、それによって重症化することはまずない。

  ある程度自由にしている部分と気を付ける部分を多めに見ている。

  卵アレルギーのせいか、長男はいまでも卵をあまり好まない。



おねしょ

 〇就学前から小学生に多い 男児に多い

  夜、知らぬ間に出ている。おむつをしないと不安である。

  本来、おむつをしない時期ににも関わらず、おむつをして寝る事が多い。

  親の大変さと本人がおむつをして寝るという事が多い。



 便秘

  〇幼児から小学生に多い 女児に多い

   2~3日排便がない 排便してもウサギの糞のようなコロコロしたもの

   腸の動きが悪い

  


 アトピー性皮膚炎

  〇全年齢に多い

  アトピー性皮膚炎では身体に熱を持つことが多く、そのせいで痒みが増幅する。

  掻いては落ち着き、掻いては落ち着きを繰り返す。

  私自身も幼児から小学生の時はこれが酷かった。

  肘、膝、首すじは赤く、頭皮からは浸出液が酷かった。

  治すために家族は、これは!と思うものは沢山もってきた。

  ステロイド軟膏は勿論、保湿剤や温泉水、クリーム、油、光線療法など様々経験した。

  親の苦労を改めてわかり、鍼灸という方法は当時は知らなかった。



小児喘息

 〇幼児期から学童期にかけて多い

  気管支に激しい収縮を起こし、呼吸が苦しくなる。

  「ヒューヒュー」「ゼーゼー」と表現する呼吸の仕方になる。

  昼間より夜中に多いとされる。

  アレルギーを持つ子供に多いとされるので、発作の時はいつ、どこでなどが重要となる。

  気管支の状態によっては吸入も大切となる。

  我が家の長男はアレルギー持ちの為、2~3歳児の時は風邪をひくと気管支炎を頻繁に起こす。

  当時はその都度、吸入と鍼をして落ち着かせていたのを思い出す。

  この頃から喘息用症状の鍼灸も改めて効果的と実感する。

  小児科医にお世話になりだした時期である。

  


スポーツ時の怪我

 〇小学校中高学年に多い

  習い事やスポーツ少年団などで活動が激しくなるのに伴い怪我も多くなる。

  競技の特性上、突発的に起こるものもある。捻挫や脱臼、骨折など。

  もう一つは成長時における関節の痛みなど。膝に多く見られる。

  それ以外は未然に防ぐことが出来るにも関わらず、それをしない事による発症。

  身体の柔軟性などとも言われるが、活動時の前後でしっかり体操をしない子に多くみられる。

  そういう部分をおろそかにしている子は怪我をする。

  開始前後の体操、予防のストレッチが何よりもこの時期は怪我を防ぐ。



熱性痙攣

 〇乳幼児にまず多い。

  熱が急に上がる事で一時的に痙攣を起こす。

  通常、数秒で治まる事が多いが長い場合は数分続いている。

  大概の子供が一度くらい経験することもあるが、場合によっては何度か繰り返す。

  何度か繰り返すときは脳波の問題なども考えらえ、癲癇という事も疑われる。

  そうでなければ3歳前後には自然と起こらなくなる。

  熱を発散する身体の働きが弱いと痙攣を起こすこともある。

  これに関しては子供二人とも幾度と経験する。

  夜中の救急車や保育園からの呼び出しなど様々してきた。

  脳波の検査もしたし、CTも撮った。

  結果、二人とも脳や脳波には問題もなく、3歳以降は痙攣は起こしていない。

  しかし、あの経験はあまりしたくないものである。

  初めて救急車に乗った経験がこの時というのも何だか。



番外編

お母さんの限界・育児ノイローゼぎみ

 〇初めて子育てを経験する際に多い

  夜泣きでも記したが、

  「何故だろう?」「これは何なんだろう!?」「この現状はいつまで続くのだろう!?」

  という悩みが非常に多い。

  経験してみると余裕も持てるだろうが、当然第一子の時はそうもいかない。

  現代はインターネットの時代なので検索すれば何でも情報が出てくるものである。

  しかし、その情報に振り回される事が多く、それにて悩むことが多い。

  子供が元気でいられるという事は親も元気にいられるという事。

  その反面、子供の様子によて親の調子も悪くなることもある。

  我が夫婦も、そのような事を経験してきた身だからこそわかる部分もある。

  そんな時は是非、親子で鍼を受けて欲しい。

  何か解決の糸口が掴めるものと願っている。




東洋医学をするというと西洋医学側からは否定的な捉え方をされる事も多くあります。

又、東洋医学側の立場では西洋医学は拒否したい気持ちになる事も多くみられることもあります。

しかし、上記に示したように場合によっては服薬・投薬という方法も必要と私は思います。

鍼をすれば服薬や投薬した際も効果的になる事は沢山あります。

どちらが優れているという事ではなく、双方で助け合いながら身体を治すことに意味があると思います。

鍼灸師の中にも様々な意見がありますが、当院ではお薬を全面から否定はしません。

そういう方法であれば、小児鍼も有効的で受診出来ると思われた方はご相談ください。

これまでの施術と2児の父として経験してきた子育てから何か力になる方法を模索します。

小児鍼となると馴染みが少ない事もありますが、立派な方法の1つですのでご安心ください!